以前は「山猫定期便」(号数も入っていた)、あるいはまた、「宮入聖という俳句」であったが、最近は「山猫便り」として、気ままにハガキを出されているようである。その最新の引用が以下である。
夏草や腹這いに見る算の絵馬 安井浩司『句篇』
高山れおなの「腹這い考」(「豈」四七号)を読まなければ素通りしていた。算額というものも知らなかった。腹這いで絵馬を見上げれば首や背骨が痛いだろう。孤独な小宇宙への共感の痛みだ。
晩春跳ねる神の勘定(カウント)うぐいども 安井浩司『句篇』
終末へのカウントなどではないと思う。確かに数えられているが、理由も目的も知ることができない。神の指は何本あるのかわからない。
はたはたや原簿は数を漏らさずに 安井浩司『句篇』
勘定はいつでも合っているらしい。計算方法はわからないが。
百円ショップで来年の暦を買った。いい年になりますように。
★閑話休題・・・「NPO法人伊豆in賀茂6」/伊豆で暮らす・・・
知人から「NPO法人伊豆in賀茂6」というチラシが送られてきた。どうやら晩年、これからの自分の仕事以外にもこの仕事を手伝うことになったと便りにあった。主な事業は「空き家バンクとして、下田市への移住交流、起業支援、また色々なイベントの開催等」であるという。
チラシの表には「伊豆で暮らす」「下田から始まる!/伊豆全域へ、そして全国へ。/空き家バンクを通じて/地方創生を/進めています」とあった。
興味のある方は、お問い合わせ下さい。
芽夢野うのき「白髪が渋いぜ桂紅葉ほど」↑
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