1986年5月13日↑
十三日、端渓社へ第四稿。懸案の蕉門十哲相関図はかどる。
就寝起床時間の不定が続くが、むしろ体調安定。
近頃、車輪にセラミック使用の、スポーク吊力を利用しない自転車の出現は、不届き至極にして魅力的。
奈辺可変を問はれ優曇華をかざす 阿部鬼九男
*『黄山房日乗』へ35年後の剽窃譚・・・
5月13日(木)・・・小雨
蕉門十哲は、芭蕉の高弟の10人を指して言うが、その10人には諸説がある。ただ、宝井其角、服部嵐雪、向井去来、内藤丈草、森川許六、各務支考あたりは、ほぼ共通して名があがっているようだ。いずれ元禄時代の末頃らしい。
句中の優曇華(うどんげ)は3000年に一度開花するといわれるが、クサカゲロウが夏に卵を産み付けて白い糸状の柄があり花のように見えるらしい。が、また芭蕉の花の異称でもある。たぶん上句の問いの内容からすると後者だろう。
本日は午後から、府中市生涯学習センターでの現代俳句入門講座の第一回を行う(緊急事態宣言延長により、一度は延期連絡があったが、都の教室に定員の半数での開催はオーケーということで、急遽、予定通りの開講になった)。
不届きにして魅力ありとは吊忍 大井恒行
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