1986年5月3日↑
三日、端渓社へ第三稿。W・ヘルツォーク『カスパー・ハウザーの謎』(渋谷)を観て、「テラヤマ*ワールド」へ。
K・キンスキー親爺の因縁巡り。知覚や夢による“暴き“について考へる。『ノスフェラトゥ』色彩消滅。
一葛籠(ひとつづら)天孫を撃つ巨きな旅 阿部鬼九男
*『黄山房日乗』へ35年後の剽窃譚・・・
5月3日(月)・・・晴
ヴェルナー・ヘルツォークはドイツの映画監督。カスパー・ハウザーは,実在したドイツの孤児。16歳で保護されるまで、地下牢に閉じ込められていた。発見後に、すこしづつ言葉が話せるようになってきたが、何者かに暗殺される。何らかの口封じだと思われているが、真相は不明。クラウス・ケンスキーは、ヘルツォーク監督作品で多くの主演を務めた。「ノスフェラトゥ」は吸血鬼の総称で使われる言葉らしい。ケンスキーは、強烈な悪役や、個性的な役を演じ、代表作となった『ノスフェラトゥ』『バンパイヤ・イン・ベニス』では吸血鬼役を演じている。ただ、娘のポーラ・キンスキーを5歳の頃から14年間に渡って繰り返しレイプしていた、と死後に刊行された長女の自伝で明らかになり、クラウス本人も、自叙伝で自身の小児性愛を告白しているという。
「テラヤマ*ワールド」は、西武百貨店渋谷店で開催された「寺山修司全仕事展」。図録『テラヤマ ワールド』も販売された。
雷兆す「旅の詩集」は葛籠(つづら)なか 大井恒行
撮影・芽夢野うのき「平衡感覚麻痺して薔薇の香り」↑
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