1986年5月25日↑
二十五日、吉本隆明対談集『さまざまな刺激』 恵比寿界隈散歩、アメリカ橋から広尾に至る。明治屋に寄る。
IMA近藤等則がCFで空中散歩してゐる。彼のアジア的戦略は『コントン』へ。平岡正明の始動“宣言“を憶ふ。
一叢に夕べの半身獣を醸す 阿部鬼九男
*『黄山房日乗』へ35年後の剽窃譚・・
5月25日(火)・・・晴
吉本隆明(よしもと・たかあき、1924・11・25~2012・3・16)対談集『さまざまな刺激』(青土社)、装幀は高麗隆彦。対談者は、磯崎新・萩尾望都・りんたろう・伊藤俊治・川本三郎・浦達也・寺本英。余談だが、加藤郁乎は吉本隆明・三島由紀夫が大嫌いだった。とはいえ、吉本が「日本の非戦憲法だけが、唯一、現在と未来の人類の歴史のあるべき方向を指していることは疑念の余地がない」(『超「戦争論」』アスキー)と言ったことには愚生は納得する。
IMAバンドで一世を風靡した近藤等則(こんどう・としのり、1948・12・15~2020・10・17)はジャズ・トランぺッター。1986年のアルバムに『コントン』がある。
平岡正明(ひらおか・まさあき、1941・1・31~2009・7・9)は、60年安保闘争に参加。政治結社犯罪者同盟を結成。さまざまな政治活動に身を投じ、評論も多数、『韃靼人宣言』(現代思潮社)、『ジャズ宣言』(イザラ書房)、『山口百恵は菩薩である』(講談社)などがある。
獣めく嗅覚持てり熱き群衆 大井恒行
芽夢野うのき「刃もてこころ守るやスイカズラ」↑
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