2021年5月11日火曜日

武馬久仁裕「抑留の人一枚の石の下」(『サマルカンド。サマルカンド』)・・・




  武馬久仁裕『サマルカンド。サマルカンド』(しまうまプリント)、「アマビエ」の絵葉書は上掲写真右の「遊五人展」に出品されたアクリル画だそうである。さっそく部屋の前に張り出した以前にもいただいたアマビエの絵葉書があるので、それと並べた。「2021遊五人展」は「詩と俳句と朗読会」とあって、会期は5月7日~12日(松山市・ギャラリーキャメルK)なので、明日が最終日である。案内ハガキによると、五人展とあるが本年は11名の参加者のようであった。『サマルカンド。サマルカンド』は武馬久仁裕の写真と句と若干の旅の記述があって、楽しめる。




 同書より、句を幾つか紹介しておこう。

     鳥葬の鳥が今ごろ鳴いている     久仁裕
     胡旋舞の女は煌めくだけである
     月のの光に乙女はのぞくかの虚妄
     褐色の壁に向かって人を待つ
     あてもなくサマルカンドに来て眠る



     芽夢野うのき「天空にともすや鳥と夏みかん」↑

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