1986年5月7日↑
七日、城ケ崎海岸散策。コース半ばに吊り橋有り。“吊されし橋“。池田二十世紀美術館「司修の世界展」
句では語りたい部分を破壊して置く。ナラトロジーは彼等に委ねる。ヴィーン幻想派は魅力をひけらかす。
さあれ山水 あかとき果肉を啖ひ 阿部鬼九男
*『黄山房日乗』へ35年後の剽窃譚・・・
5月7日(金)・・・曇
池田20世紀美術館は1975年5月に設立され、わが国初の20世紀に制作された絵画・彫刻、ルノアール、ボナール、ピカソ、マチス、レジェ、シャガール、ウォ―ホル、ミロ、ダリ、など約1400点を所蔵。ニチレキ株式会社の創立者・池田英一の寄付によって開館した。彫刻家・井上武吉の設計で、外壁は日本ではじめてのステンレススチール張りになっている、という。
司修(つかさ・おさむ、1936年生~)は画家・小説家・エッセイストだが、書店員だった愚生には装幀家としての印象が深い。ヴィ―ン幻想派はウィーン幻想的リアリスム派とも言われ、第2次大戦後、ウィーンで興った幻想的な絵画で、ボスやブリューゲルなどの北方絵画の伝統とシュルレアリスムの影響が濃い、といわれている。
山水に非在の鳥の舞いおりぬ 大井恒行
撮影・芽夢野うのき「なんで踏んばるガジュマルへ春の水」↑
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